公務員フレックスタイム制導入について

今日のモーニングCROSS の
「一言いいたいオピニオンCROSS」では
七回読み東大首席弁護士の山口真由さんが
「公務員フレックスタイム制度導入へ」
という話題を掲げました。
公務員フレックスタイム制導入というのは
安倍内閣が掲げる、女性活躍を促進し、育児介護とキャリアの両立
を目指す職員を後押しするために、フレックスタイム制を
国家公務員に導入するというものです。
現在の国家公務員は、フレックスタイム制を定めた労働基準法が
適用されていないため、平日一日当たり約4時間勤務などの
短時間勤務制を利用する人が多いそうです。
この制度は、上の子供が小学校に入学するまでしか取得できなかったり
昇進が不利にるので、不満の声が上がっていました。
フレックスタイム制度導入されれば
自分で一定期間の総労働時間を定め、その枠内であれば
出勤退勤の時間を自由に決められるようになります。
長期間勤務する期間と短時間勤務する期間を
自分の裁量で決めることもできるので、子育て中の女性には
とてもありがたい制度になります。
しかし、官僚経験者の山口さんは
「国家公務員は残業することによって価値が評価される」
と言ました。
残業しない人は評価が下がり、残業をして長時間働くことが
評価につながると。
官僚どおしで結婚している友人に子供が生まれた時に
「彼を教育して、子育てを協力してもらったら」
と言ったら、そんなことは出来ないと返事が返ってきた。
確かに、子育てに協力するために残業は断れない。
だから
「仕事の評価の仕方を変える必要がある」
「長時間働くことを評価するのではなく、効率を評価してほしい」
と山口さんは言いました。
効率を評価するようにならなければ、フレックス制度を導入しても
今の状態は変わらない。
本当にその通りですよね。
短い時間であっても仕事がきちんとできる人はいるし
長い時間働いているからといって、仕事ができるわけではありません。
こんな事情がブラック企業を作る要因にもなっている
気がしてなりません。
別に残業を強制しているわけではないのですが、
早く帰ると評価されない。
残業しても、残業代が出ないのに残業せざるおえない
状況に追い込まれる。
企業の経営者は、あえてそういう状況を作り出すことで
安い賃金で働かせようという魂胆が、丸見えです。
国のトップが長時間働くことで評価されるのであれば
一般企業がブラック化しても仕方ないのではないでしょうか?
ブラック企業を作り出しているのは国の問題。
ちょっと話が大きくなりましたが、私はそう思わずには
いられません。
女性は子育てで仕事を休んだり、時短勤務にすると
元のポストに戻れなくなるから子供を持たない選択をする。
それで子供の数も減ってしまうという負の連鎖が起こってしまう。
なんか悲しいよね~。
女性は、子育てと仕事を両立したいんですよ。
女性である以上、子供産んで育てたい。
だから、女性が安心して子育てが出来る環境が整えば
すべてよくなる。
好循環になると思いませんか?
私の夢である主婦のプロ集団をつくる。
短時間の仕事でもスキルの高い仕事をして
高給をいただく。
そんなシステムを絶対に作りたいと、強く思いました。
そのためにも、がんばるよ(^-^)